2008年12月の作品
早いもんで、2008年ももう終わりです。昨年の秋、道楽事業部の幹部2名が退社に追い込まれて以来、「道楽はどないなんねやろ」とか「あの2人が抜けたら道楽はもう終いや」などとご心配お掛けいたしましたが、どないなもんやったでしょうか?ふっふっふ。ざまーみんみんみんみんぜみ。ですわ。今年4月わたし自身、道楽のプロデュースに戻りまして久しぶりに色々やらせていただきました。おもろいですな。たかだか釣り道具です。どうでもよろしい。どうでもよろしいねんけどどうでもあかんのがわたしらの釣り道具です。釣り道具て、釣りの道具です。道具、大事でんな。その大事な道具、釣り道具屋が、ええかげんにこしらえたらあきまへん。バチあたりまんな。一生懸命考えてどうやったら楽しい釣りできるかよう吟味せなあきまへん。楽しい釣りてなんですやろ?さかなぎょうさん獲ることですやろか?それもありますやろ。わたしら違います。わたしらの楽しい釣りは水面でさかな釣ることです。水面でさかな釣るのは水中で釣るよりも釣れる確率は確かにへりますやろ。損でっか?「水中でも釣ったらもっとぎょうさんさかな獲れんのになんで水面でしか釣りまへんねん?」いわはる人いてます。ほんまですな。なんでわたしら水面でしか釣りしまへんねやろ?わかりまへんな。釣れもせんのに1日中重い竿に重いリール付けて、でかいルアー放ってます。なにがおもろいねん。わかりまへんな。わかりもせんのにおもろいか?おもろなかったらやりまへんやろ。おもろいかおもろないかは自分で決めるだけです。わからん人にはわからんでよろしい。わたしらの釣りてそんなもんでんな。「トップはつらいだけ」この言葉の奥に潜むわたしらにとってのこの世で一番の楽しみ。解かる人は幸せでっせ。それが解かる幸せな人がわたしらのお客さんです。そんな、たぐい稀な人に満足してもらえる道具をこしらえなあきまへん。難しいでっせ。難しいから面白い。ご存知のようにわたしの本業、洋服屋です。釣り道具こしらえんのは世間で言うところの副業でんな。でもわたし副業や思てまへん。わたしにとっては釣り道具こしらえんのは「福業」でんねん。幸福の福でんな。幸福業やさかいに、一生懸命、自分自身がとことん納得するまで物創りできまんねん。福業やさかいに気合入れて、魂込めて、根性据えてかからなあきまへんねん。気合入らず、魂込もらず、根性据わらんやつは、道楽のスタッフにはいりまへんねん。そんなやつはきえてまえ。能書きだけいっちょまえにたれる「吹業」の人もいてはりますな。「吹業」の人にはくれぐれも騙されんようにしてくださいな。「吹業」の人ら、はよ作って、作ったもんはよ売って、はよお金にせなやっていけまへん。そやから吹きまんねん。吹いて、吹いて、吹きまくって、しょうもないもんでも、ええようにゆうて売らなしゃーないんですわ。わたし、物、こしらえる。自分でつこてみる。納得いかなんだら、創り直す。釣竿今年の春からかかってやっと最終テストです。キューバまで行ってきました。釣竿そんな簡単にできまへんで。10年以上創り続けてる「Mark I」かてまだ改良の余地ないか、考えてるくらいですわ。新しい竿「Mark 0」納得いくまでテストしました。でかいバスとも何回も勝負してます。トップ堂11月号でのビッグバスも「Mark 0」で釣りました。キューバでは、最終テスト中の「TRIGGER FINGER」シングルハンドグリップに装着してハラダが70cm近いメッキを見事にあしらいきりました。残念ながらハラダが掛けた1mオーバーのタルポンは、30回以上のジャンプの末、逃げられましたが、それはさかなの方が一枚上手やっただけですやろ。自信作の「Mark 0」もうすぐ発売します。いらん能書きたれまへん。今、テスト中の5ftの琵琶湖ヘビーアクションロッド、わたしも1mオーバーのタルポンを掛けましたが、残念ながら、スクリューに巻き込まれバラスことになりました。その模様はDVDにも記録しております。皆様は、近いうちDVDでご覧頂けると思います。なお、今回のキューバ遠征の模様は、来年1月発売のトップウォーター業界誌「トップ堂」に掲載されますので、お楽しみに。5ftの琵琶湖ヘビーアクションロッドもう少しテストを繰り返し若干の改良を加えた上で発売したいと考えています。2月にもう一度、キューバに行ってくるつもりです。一生懸命物創らせてもらう。納得するまでテストを繰り返す。あたりまえの話です。お客さんも一生懸命な人ぎょうさんきてくれまんねん。今年一生懸命なお客さんと一緒に釣りさせてもらいました。千葉県の文句たれのアイバ氏、バンドウ氏。三重県のタチ一家。ビックバスハンターの「いこまいさん」こと、キリヤマ氏。伊勢の親文ことニシオカ氏、日本一のクノイチトップウォータープラッガーべっぴんの「姐さん」、本名知りまへんねん、今度聞いときます。悪面したかわいい男、「キー暴」こと、キカワ氏。静岡県のようしゃべる男、ナナミ氏。あと、ひらおか?ことSM2いやFM2やったかな?ヒラタニ氏。みなええトップウォータープラッガーです。みなええお客さんです。そしてみなわたしの大事な友達です。これも「福業」のおかげです。物創り一生懸命せなあきません。自分が納得せんもん出したらあきません。物創りはそんなかんたんにできません。一生懸命心込めて釣り道具を創る。一生懸命釣り楽しんではるお客さんぎょうさん来てくれます。
さて今年2008年最後の作品です。まず、「AGUA RATON」。
「AGUA RATON」、スペイン語でんな。日本語やったら「ミズネズミ」ゆーとこでんな。今年てネズミ年でした。おぼえてはりますか今年の賀正スペシャル。12年ぶりの登場でした。あたりまえでんな、そして、今年、最後の作品にまたもネズミ。見たらわかりますな。出処。HEDDON社の「MEDOW MOUSE」。ただ、パクッてわたしらが使うにはちょっと小さすぎる、潜りすぎるシェイプデザインはすばらしい。おおきいしたりました。うまいこと泳ぐようにしてます。速よ引くとちょっとインチキか?ちょっと潜ります。潜らせる時はこそっとせめてバイト音がわかる範囲に抑えときまひょか。ネズミてデザインは確かにかわいらしい、せやけど大きさや色によってきらわれまんねんな。病気の素にされたり、きしょくわるがらっれたり、気の毒ですな。ちいこうて白かったらペットとして飼われてかわいがわれんのに、えらいもんでんな。わたしも子供の頃ハツカネズミこうてました。白いとかわいらしい。こまいとかわいらしい。こげ茶やグレイでいかつかったら商品価値でまへんねんな。商品価値一番のネズミてディズニーのミッキーマウスですわ。よう稼いではりまっせ。
大阪十三 OSAKA JUSOU おおさかじゅうそう。
説明いりまへんな。あれです。あれのでかいやつです。基本中の基本。どっぽん!ぶっしゃん!ぺっちゃん!びったん!お好きなあくしょんくりえいしょん。もっとかなあきまへん。大阪に十三(じゅうそう)いう庶民的な昔ながらの歓楽街ありまんねん。十三のネエチャンいう言葉もありまんねん。関西の人やったら大抵しってはります。地方の方はしらん思います。大阪にお立ち寄りの際は、ぜひ足をお運びください。ええとこでっせ。わたしも時間が合えばご案内させていただきます。念の為、「じゅうさん」ちゃいまっせ。「さーてぃーん」ちゃいまっせ。「じゅうそう」でっせ。「おおさかじゅうそう」でっせ。そのうち「おおさかきたしんち」も創らなあかんの。
VICTORY。
VICTORY。勝利でんな。なんに勝ったんでっしゃろ。だれに勝ったんでっしゃろ。わてらに勝てまんねやろか?今年最後の最後の作品は、勝利の「V」です。わたし今年最後の作品にどうしても「V」の文字を入れたオリジナリティー溢れるデザイン、アクションを持つルアーを創りたかったんですわ。デザイン優先で入るルアーは難しい。夏前から悩みに悩んでました。物考えてるとき、楽しいですな。ああでもない、こうでもない。スティックベイト2本斜めにしたら「V」にはなるけど、どないすんねん。おもてたら、うちの研究室のレッドヘッドコーナーの片隅にあった小汚いヴィンテージルアーが教えてくれよりました。腹側三角形でんねん。けったいな形のルアーです。ポッパーなんかダーターなんか、わからへん。どんなアクションなんかもわからへん。とりあえず庭の池に浮かべてみました。半分沈みよる。それも斜めに沈みよる。えらいぼろぼろやし動かしてるうちほんまに沈みだした。動かへん。ただ漂うだけ。うーん、なんとかならんか考えました。大きいして、長してひっくりかえしたらどないやろ?おもてサンプルこしらえました。異形です。量産するには刃物ぎょうさんいります。成形屋さん「高つきますよ」言いよる「かまへんやってくれ」。「V」型のルアー創りたいわたし意地でんな。背中「V」の字入れれまんねん。フォルムはわたし的には「うしがえる?」のつもりでんねんけど、どないなもんですやろ。アクション、しゃばしゃばぱっしゃんしゃばばんば。うしがえるが水から顔出して右に左にもそーっぽちゃ。もそーっぼちゃ。キケン感じてばしゃばしゃばしゃ。その瞬間かえる好きのビッグバスがガボン!丸呑み。わたしの目論見はそんなとこでんねんけど。テストでわたしでかいのんかけましてんけど、ざんねんながらバラシてまいました。勢州水面の親文に頼んだらすぐ釣ってきてくれました。さすがです。うちのヘタコマツもつらっと釣りよりました。初心者の方でも安心してお使いいただけると思います。今年いくつかかえるのイメージのルアーこしらえました。春リリースした「SIKAKU」。これも虫かかえるのイメージですやろ。「CHICKEN!! A BOO BOO」もバスから見たらブタやのうてかえるでんな。「FISH "O" MANJU BIWAKO VERSION」、「亀吉」逆にしてデカペラ着けた「TIKIMEKA」もおなじコンセプトでんな。こんなごついルアー、ブラックバス丸呑みしよりまんねん。ビックバスてかえる好きでんな。琵琶湖ビックバスハンター「いこまいさん」ことキリヤマ氏は、「SIKAKU」で57.5cmを筆頭に、「TIKIMEKA」、プロトの「FISH "O" MANJU」でも50アップのバスをゲットしてます。「CHICKEN!! A BOO BOO BIWAKO W SWASHER VERSION」で、12月1日にあげた57cmは立派なものでした。おっと平安樓沖300mでの強烈3連続バイトもわすれられまへん。あれも「TIKIMEKA」でした。ええもん見せてもらいました。かえるは、ブラックバス用ルアーにはなくてはならんイメージです。日本の大きなかえると言えば「うしがえる」。もおーーーーっ。2009年は、うし年。「VICTORY」は、うしがえる。うしどしうしどしうっしっしー。もおーっネズミからうしにうまいことこじつきましたな。はっはっはー。
実は、この原稿フランスはパリオフィスにて書いております。パリからキューバまでたった9時間ひとっとび。アトランティックサーモンが泳ぐスコットランドは、目と鼻の先。ナイルパーチのいるエジプトまでも直ぐ。シーラカンスの泳ぐマダガスカル島までもそんなに遠くないでしょう。ブラジル、アマゾンにはどんなもんやろか。トップウォーターブランドでパリにオフィスを構えてるメーカーはおまへんやろ。ぼんじゅうる。セーヌ川まで徒歩3分。セーヌ川には、ブラックバスおるんやろか?あーいやみざんす。しぇーーーっほな、よいおとしを。おーばあー。
| Weight | 35g 前後 |
| Price | 写真上1:(ねずみいろ) 10,500yen |
| 写真上2:(はつかねずみ) 10,500yen | |
| 写真上3:(ねぐろ) 10,500yen | |
| 写真中:(けっかん) 11,550yen | |
| 写真下:(くろあかはんてん) 11,550yen |
| Weight | 35g 前後 |
| Price | 写真上:(くろあかはんてん) 11,550yen |
| 写真中:(ほねか?) 11,550yen | |
| 写真下:(あかあたま) 11,550yen |
| Weight | 38g 前後 |
| Price | 写真上:(うしがえる) 16,800yen |
| 写真中:(ぼーだー) 16,800yen | |
| 写真下:(あかめあかしり) 16,800yen |